ネズミの捕獲や侵入経路の封鎖が完了しても、それで駆除作業の全てが終わるわけではありません。
ネズミが残した糞尿(ふんにょう)や、手の届かない場所で死んだ死骸は、強烈な悪臭を放つだけでなく、病原菌や害虫(ノミ・ダニ)の発生源となり、住環境に深刻な衛生リスクを残します。
特に、壁の裏や天井裏に溜まった糞尿は一般の方では処理が困難です。
本記事では、駆除後に必須となる清掃・消毒作業の重要性と、プロに依頼すべき理由を解説します。
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1. 糞尿・死骸がもたらす衛生リスクと悪臭
ネズミの「負の遺産」を放置することには、以下のようなリスクがあります。
1-1. 病原菌の媒介
ネズミの糞や体毛、死骸には、サルモネラ菌、E型肝炎ウイルス、そして重篤な感染症を引き起こすハンタウイルスなど、多くの病原菌が付着・潜伏しています。これらが乾燥し、空気中に舞い上がることで、住民の健康被害に繋がります。
1-2. 悪臭と二次被害
壁の裏や床下でネズミが死んだ場合、腐敗が進行し、強烈な腐敗臭が発生します。この死臭は非常に強力で、オゾン発生器などの業務用機器を使わなければ消臭が困難です。また、死骸には大量のノミやダニが湧き、家中に広がる二次被害を引き起こします。
2. プロが行う徹底的な清掃・消毒・消臭作業
ネズミが残した負の遺産を安全かつ完全に除去するには、専門的な知識と資材が必要です。
2-1. 汚染物の徹底的な除去と搬出
- 作業: 天井裏や床下など、汚染された場所に入り込み、ネズミの死骸、巣、大量の糞尿を全て回収します。
- 注意点: これらの汚染物には病原菌が多いため、プロは完全防護服やN95マスクを着用し、二次感染を防ぎながら作業を行います。
2-2. 殺菌・消毒の実施
- 手順: 汚染物を撤去した後、床や壁などに付着した病原菌を死滅させるため、専門の強力な殺菌剤を噴霧器で散布します。特にネズミの通り道だった場所は入念に処理されます。
2-3. 消臭(脱臭)処理
- 機器の活用: 糞尿のアンモニア臭や死臭は、通常の換気では消えません。プロは業務用オゾン発生器などの専門機器を用いて、臭いの原因物質を分解し、根本的な消臭を行います。
3. まとめ:清掃・消毒まで含めた「安心」を購入する
ネズミ駆除の依頼は、「ネズミを捕まえること」だけでなく、「再発防止(侵入経路の封鎖)」と「衛生的な環境の回復(清掃・消毒)」まで含めたトータルパッケージとして考えるべきです。
特に健康リスクに関わる清掃・消毒は、費用を惜しむべきではありません。
業者を選ぶ際は、駆除・封鎖だけでなく、この清掃・消毒・消臭までを一貫して対応し、その費用と保証内容を明確に提示できる業者を選びましょう。
